グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングと、ノラ・ジョーンズがエヴァリー・ブラーザーズのカバーアルバムを出しました。
始めてエヴァリー・ブラーザーズの曲を知ったのは、彼らの「バイ・バイ・ラブ / Bye Bye Love」を、サイモンとガーファンクルが、アルバム「明日に架ける橋」の中に収録していたのを聴いてからです。
その後、ラジオなどでオリジナルの曲を聴いたことはあったのですが、アルバムは持っていませんでした。ある音楽情報誌に、エヴァリー・ブラーザーズのカバーアルバム、「フォーエヴァリー」が発売されたと紹介されていたので買ってみました。
収録されている楽曲は、エヴァリー・ブラーザーズのオリジナルの楽曲ではなく、アメリカのトラディショナルな曲です。(いわゆる、カントリーぽい曲)それをエヴァリー・ブラーザーズが「ソングズ・アワ・ダディー・トート・アス / Songs Our Daddy Taught Us」として発表したアルバムを、アルバムごとカバーし直したというものです。アルバムごとカバーするという手法は、キャロル・キングの「つづれおり / Tapestry」でも行われていました。ミュージシャンの、アルバムに対する強い思いが感じられますね。
「ソングズ・アワ・ダディー・トート・アス / Songs Our Daddy Taught Us」は、発売当初、大した評判にもならなかったということですが、収録されている楽曲はとてもいいです。
カバーされたアレンジも、嫌みがなくすごく良かったです。
ただ、日本ではカントリー調の曲はあまり売れませんね。このアルバムはどうなんでしょう?
このブログを書いた後、エヴァリー・ブラーザーズの、フィル・エヴァリーさんの訃報が報告されました。残念です。ご冥福をお祈りいたします。
今日の一言:アメリカン・トラディショナル・ソングは、ほっとする曲が多くておすすめです。