リニューアルオープンした丸善京都本店に行ってきました。
以前の丸善よりフロア面積が広くて、いい感じでした。丸善は本だけではなく、おしゃれな文房具が売っているのもいいですね。
本を買ったときにサービスとして、丸善とゆかりのある作家、梶井基次郎の小説、「檸檬」の一説が載せられた「読書ノヲト」をいただきました。
「檸檬」の中に、爆弾に見立てた檸檬を画集の上に置いて丸善を立ち去るという下りがあることから、多くの人が丸善に檸檬をおいて立ち去ったといいます。
たまたまノートの上に檸檬が置いてありました。実際においてあるのを見ると、なんともいえず、いい感じでした。
おいていかれたのが檸檬というのがいいですね。これが林檎や蜜柑だったら、なんだかぴんときません。檸檬の色や形が、主人公の不安定な精神状態をよく表しているような気がします。
今日の一言:本屋においてくる果物は、やっぱり檸檬がぴったりです。